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ワンちゃんの飼い主が変わるということは、すべての状況が変わるということです。私たち人間でも引っ越しすることでストレスを抱えることがありますよね。
新しい家、異なる気候、新しい職場や学校、新しい人間関係などは強いストレスを与えるものです。ワンちゃんが経験する変化はさらに大きいものです。自分の家族までもが変わってしまうのですから、そのストレスは大きなものです。
新しい飼い主との関係も抱えるストレスに影響を与えるものでしょう。今までと同じような接し方をしてくれることはほとんどないでしょう。それらの変化に戸惑うこともあります。
新しい飼い主も張り切っていたり、正しい方法のお世話の仕方が分からなかったりしますよね。それらも総合して、ストレスを与えるものとなるのです。
強いストレスはワンちゃんの身体に影響を与えてしまいます。この影響はワンちゃんによって異なります。程度も症状もワンちゃんによって違ってくるでしょう。
環境の変化にはどんなものがあるでしょうか?大きなものとして、住処、飼い主が変わるでしょう。それらが変わるということは、食べるもの、周囲のにおい、周囲の音、見える景色が変化するということです。五感におけるほとんどすべて変わってしまうのです。
少しずつの変化であれば、容易に慣れることも出来るでしょう。しかし、1度にたくさんの変化を受け入れることは難しいものです。受け入れるための時間が必要です。
ワンちゃんにも自分のための時間が必要です。飼い主が変わることによって、自分ひとりの時間にも変化があるでしょう。
ワンちゃんがストレスを抱えてしまうのも当然の事と言えますね。
新しい飼い主を迎えるワンちゃんはどんな年齢が多いでしょうか?大抵の場合は幼いワンちゃんであることが多いのではないでしょうか?
飼い主さんも成犬をもらい受けるよりも、幼いころから育てることの方が多いはずです。特に、初めてワンちゃんを飼おうと考えている人は「幼いころから育てたい」という思いが強いでしょう。
たくさんの事を経験している成犬たちは、ある程度の変化に慣れています。しかし、幼いワンちゃんはあらゆる面で弱さが残っているものです。その時期の環境の変化は決してやさしいものではないでしょう。
ニューオーナーシンドロームが起こるのは、年齢も大きく関係していることが分かりますね。