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茶トラのその猫は悲惨な環境に置かれ、その上捨てられてしまったのだそう。
そんなこの子が誰かに貰われて行く可能性はお世辞にも高いとは言えない状況です。
ドレラさんが保護活動をしているItty Bitty Kitty Committee(IBKC)では
この子のような誰にも振り向いてもらえない猫達をそれまで幾度となく保護してきたのだそう。
シェルター側も恐らくIBKCならこの子を助けてくれるという望みをかけて助けを求めたのでしょう。
「今回は預りに手を挙げてくれたボランティアの方がいて本当に幸運だったわ。しかもわざわざこの子をシェルターに直接迎えに行って動物病院に連れて行きましょうと躊躇なく申し出てくれたの」とドレラさん。出典:http://www.lovemeow.com/woman-takes-a-chance-on-cat-who-couldnt-find-home-because-shes-special-2428397813.html
写真を見てお気づきだとは思いますが、この子の口はいわゆる健常な猫とははっきりと異なっています。
この子の口は基底細胞腫(きていさいぼうしゅ)という皮膚の病気に侵されているため、
口がこのような形状になってしまっているようです。
この基底細胞腫とは皮膚癌の一種なのですが、癌としては比較的危険性が低いため
早期に治療を開始すれば回復も望めるのだとか。
預りボランティアさんに動物病院に連れて行ってもらったその日からこの子の治療は開始され、
その日の夜には無事預りさんのお宅で新しい生活を始めたのだそう。
「この子をアラニと名付けたの。かわいい茶トラのこの子には完璧な名前だと思うわ。だってアイルランド語だと美しいとか愛娘で、ハワイ語だとたわわに実るオレンジって意味だし。アラニはとても美しい子だし、これからどんどん健康になっていつの日か最高の幸せを掴む姿が私には見えるの」とドレラさん。出典:http://www.lovemeow.com/woman-takes-a-chance-on-cat-who-couldnt-find-home-because-shes-special-2428397813.html
ドレラさんの愛情と希望が詰まったとっても素敵な名前ですね。
ところでなぜオレンジ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
英語圏では茶トラ猫のカラーのことをオレンジと表現します。
ゆえにオレンジなんですね。
ドレラさんの腕の中で甘えるアラニ。
お口に病気を抱えているというだけで中身は何ら健常な猫とは変わりありませんよね。
むしろ余計に愛おしくさえ思えますね。
前向きに生きる猫さんのこれから…