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もう片方の手は胸部全体を手のひらで受けて、顔を前に、仰向けになるように腰を持ち上げます。
それが出来たら、腰部分を自分の体に引き寄せて、腕の中で可愛がったり、撫でたりして、降ろすときは地面に両腕を近づけて、後ろ足から地面につかせます。
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まず猫の上半身には、ほとんど力を入れません。
そしてポイントは腰骨あたりを上手に抑えながら、体重全体を片腕で受けることです。両足は地面からほぼ同時に離れるようにやります。
この動画では、猫の嫌がる持ち方の解説に注目してください。
多くの人が、最初にこうした胸部を中心に支えて、猫を抱き上げるのに失敗しています。
一方で、動物病院、ペットサロンやトリマーさんなどでは床と背骨が平行になるように、体全体を持ち上げてやるようにしています。
慣れると、片腕の脇に猫の腰を当てながら、猫の胸部を手のひら全体で支えて持つことができます。
これが、猫を抱く最初のポイントで、これができれば、お尻を支えながら腕の中であおむけにしたり、片手で支えながら背中をさすったりと猫とコミュニケーションをとることができます。
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猫の活動時間は夕方から夜にかけてが最も活発なので、その時間を避けて昼間にリラックスして寝ているとか、落ち着いている時間帯が一番抱きやすいです。
ブラッシングしてあげたり、撫でてあげながらの延長で抱っこもありかもしれません。
慣れてくると猫も抱っこされながら撫でて貰えることを覚えるようになります。
冬場になると寒くて飼い主さんを暖代わりに抱っこをせがむ猫がいます。その時はチャンスです!
ここぞとばかりに抱っこを堪能して下さい。
でも、自分が寒いからと暖房は点けちゃダメですよ、
そっちの方が暖かいですから。
また、猫を抱く際には香水やたばこなどの匂いがないほうが良く、特に女性ではお化粧の匂いは猫にとっては苦手ですね。
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猫の聴覚は比較的高い声によく反応し、太く大きな声は苦手、そして小さなお子さんの甲高い響く大きな声も苦手です。
猫を抱くときはささやくような明るく高い声で対応すると、比較的猫はおとなしくなります。
猫を抱っこすることは、皮膚病などの初期を発見したり、飼い主さんが慣れさせることで、動物病院やペットサロンなどを利用したとき、非常に扱いが楽な猫になってくれて助かります。
猫とのコミュニケーションをとることができ、健康チェックにも貢献するのですから、是非抱っこの仕方はマスターしたいものです。
最後に、どうしても抱っこを嫌がり腕の中から全力で逃げようとする猫の場合は潔く諦めましょう。
それも猫の個性なのです。無理強いして飼い猫にストレスをかけ信頼関係を壊さないためにも、甘えてきたら撫でてあげるだけにしてあげて下さい。