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この場合、何が問題だったのでしょう?実は日本語で質問に対して「はい」「いいえ」と言っても、それがそのまま”Yes”と”No”で同じ意味にならないのです!なので、「Yes=はい」とだけ覚えていると相手に正反対の意味で伝わってしまうのです。お腹いっぱいなのに更におかわりが来たらちょっと辛いですよね(笑)
日本語と英語の考え方の違いから見ていきましょう。
【日本語の場合】
「お腹すいてる?」…「いいえ、すいていません。」
「お腹すいてないよね?」…「はい、すいていません。」
質問したことが「その通り」という意味で「はい」と答えますよね。では、英語の場合はどうなるのでしょうか。実は英語では自分の気持ちに対して「はい」」「いいえ」と答えます。
【英語の場合】
“Are you hungry?(お腹すいてる?)”/ “No, I’m not(いいえ、すいてません)”.
“Aren’t you hungry?(お腹すいてないよね?)”/”No, I’m not(いいえ、すいてません)”.
このように、というどちらの質問もおなかがすいていないなら”No, I’m not.”となるのが最大のポイントですね。
マンガの場合「Yes.(I’m not hungry.)」と言ってしまうと、「はい(おなかがすいている)」と返事しておきながら、後で「おなかがすいていない」と否定したことになり、いったいおなかがすいているのかいないのか混乱してしまうわけです。 気持ちに対して考えればいいわけなので、英語の方が素直でわかりやすいはずなのですが、日本語に慣れてしまうとつい逆のことを言ってしまいますね。
イエスなのかノーなのかわからなくなってしまったら、「I’m full.(おなかいっぱい)」と意思表示をしっかりして、誤解のないようにするのも上手なかわし方です。でも、YesとNoでもちゃんと伝えられるようにしておきましょうね。
【練習問題】