海外のメディアが、日本のラーメン店を取材したドキュメント動画が、注目を集めています。


一日の労働時間はなんと15時間半!


東京都葛飾区に店を構える「麺心國もと」の店主、くにもとさん。




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くにもとさんの一日の労働時間は、朝8時から夜11時半までの15時間半!週の休みは1日だけなので、週93時間働いている計算になります。




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でも、ここで勘違いしてはいけないのは、くにもとさんは店主として自らこの長時間労働をしているということ。世間で言われるブラック企業のようなものとは本質的に異なることをご理解ください。


「麺心國もと」で提供されているラーメンは4種類です。スープや具材など、そのほとんどが材料から調理されています。













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そのためランチタイムと夕食時の間も休む時間などないのです。


 


実家はラーメン店、自身はサラリーマンを経たのち現在の道へ


くにもとさんの実家はラーメン店で、くにもとさんは幼い頃、よく実家の手伝いをしていたそう。その後、営業職として会社勤めを経験します。しかし、仕事が合わず会社員を辞め、現在に至るのです。


サラリーマンとラーメン店店主を経験した、くにもとさんにインタビュアーはこう質問します。




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そう、「後悔はしていないのか?」と。

その問いに、くにもとさんは笑顔で即答します。




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毎日過酷な仕事をしながらも、「満足している」というその表情に嘘偽りはありません。「食べに来てくれるお客さんに最高の一杯を提供したい」その熱意を強く持っているのです。


 


一杯のラーメンに込められた想い


そうは言っても、忙しいことには変わりありません。現在は両親にも手伝ってもらってなんとか店を回している状態です。


今後、良い人材が店に入り、その人に店を任せることができれば、くにもとさんの負担が軽減するのではないか。そんな疑問をインタビュアーが持ちますが、くにもとさんの回答は、さらに予想を裏切るものでした。




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なんと!

ラーメンが好きでなければ絶対に言うことができない回答。好きなことで生きていくのは大変なことですが、心の底から情熱を注げるものであれば、どんな苦労も苦にならないんでしょうね。


くにもとさんのドキュメントは、日本人にとっても驚きですが、海外に方々にとっては「なぜ、こんなにも仕事に情熱を傾けられるんだ!」と、あまりにも衝撃的だったようで、海外掲示板で取り上げられるなど、大きな注目を集めています。


普段何気なく食べているラーメン。その一杯の中には、ラーメン職人の並々ならぬ情熱が込められていたんですね。



YouTube - What Owning a Ramen Restaurant in Japan is Like

Facebook - 麺心 國もと


情報提供元: CuRAZY