スウェーデンが、国民の幸せと生産性向上のために、1日6時間労働制を導入し始めています。




ストックホルム

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首都ストックホルムのアプリ開発を行う企業、フィルムンドゥスは昨年、6時間労働制を導入しました。


海外メディア「FAST COMPANY」とのインタビューで、CEOのリヌス・フェルトさんは6時間労働制について語っています。


「8時間労働制は効率的でない。集中力を保つのが難しいんだ。だから結局、仕事以外のことに手を出したり、たくさんの休憩をとったりする。そして1日8時間も働くと、プライベートを楽しむのも難しい」




ストックホルム群島

flickr.com/Tommie Hansen/Rocks and sea at Fjärdlång, Stockholm (Sweden)/CC BY 2.0


そのため6時間労働制への移行に伴い、業務中のソーシャルメディア使用は禁止し、ミーティングは最短で終わらせているとのこと。




ヴァーサ博物館

flickr.com/Dennis Jarvis/Sweden_1041 - Vasa/CC BY-SA 2.0


その結果は、まさにいいことづくし!生産性や従業員のモチベーションが向上し、悪影響は全くなかったのです。


「従業員は帰る時も笑顔だし、翌朝戻ってくる時も笑顔なんだ。疲労もなければ大変に思うこともない。チームの協調性も高くなって、言い争いやケンカがなくなって従業員はみんな幸せなんだ」




ユールゴーデン(ストックホルム)

flickr.com/Tommie Hansen/Couple sitting at the docks in Djurgården, Stockholm/CC BY 2.0


また「The Guardian」によれば、スウェーデン第二の都市、ヨーテボリにあるトヨタ自動車のサービスセンターでも6時間労働制の効果があったと伝えます。13年前に6時間労働制を導入した同社によると、8時間労働制だった頃は顧客の待ち時間は長く、従業員はストレスを抱えていました。




アイスホテル(ユッカスヤルビ)

flickr.com/bjaglin/Ice Hotel Church @ Jukkasjärvi/CC BY 2.0


そこで、技術者の勤務時間を午前6時〜午後12時、午後12時〜午後6時に変更しました。もちろん、給料を下げることなく


同社のマネージング・ディレクターのマーティン・バンクさんは、6時間労働制への移行により、従業員の満足度は上がり、離職率も低下、雇用も容易になったと言います。




ビョークリデン(スウェーデン北部)

flickr.com/Vomir-en-costard/Northern Lights in Björkliden/CC BY-SA 2.0


また、同社で働くサンドラ・アンダーソンさんは「12時に仕事を終えられるようになって、午後は子供と時間を一緒に過ごせるようになった」と語ります。


ちなみに6時間労働制の導入後、利益も25%増加したそう。驚きですね。




ストックホルムで見られる桜

flickr.com/Deeped Niclas &Amanda Strandh/People, cherry blossom and the water/CC BY 2.0


長時間の労働、そして生産性の低さが問題視されることのある日本ですが、スウェーデンに学んで1日6時間労働制を導入するのもアリかもしれません。もしくは、この最高にキレイな国に移住するのもいいかもしれませんね!


情報提供元: CuRAZY