災害時に「デマ」はつきものですが、以前熊本地震の際には「ライオンが檻から逃げ出す」というデマが拡散、そして今回 ...


災害時に「デマ」はつきものですが、以前熊本地震の際には「ライオンが檻から逃げ出す」というデマが拡散、そして今回の北海道の地震では断水が行われるというデマが既に拡散、パニックとなっております。そしていつもお約束のデマとして「◯日に地震が来る系」のデマも案の定拡散中です。


8日に地震が来る!?その根拠は


問題となっているデマは「8日に本震が来る」というデマです。ただしこれには根拠があり、東日本大震災の際には3月9日にM7.3の三陸沖地震が地震がありその2日後に本震とされる東日本大震災が発生。


熊本地震では4月14日にM6.5、震度 7の地震があり、その2日後の16日に本震。

それを踏まえると2日後に本震が来るのではないか、という説が流布しているわけです。




そもそも大きな地震発生時周辺の日は、余震などで本震と同レベルの地震が起きがちであり、気象庁も「震度7程度の余震が起きる」と警戒を呼びかけております。


https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180907/0003113.html


「震度7の余震」というなんともインパクトのある警告ではありますが、同レベルの地震が起きる可能性は決してゼロではありません。


8日に起こるとは誰も言っていない


話を戻しまして、今回の「8日に地震が起きる」という情報ですが、起きるとは誰も言っていないところが肝です。


もともとは「8日に気をつけてください。」という情報です。それがTwitterやLINEなどの伝言ゲームを重ねることにより「◯日に地震が起きる」という内容として伝聞されていっているようです。


残念ながら現在の技術では地震が起きる日にちは特定不能です。つまり「◯日に地震が起きる」的な予測は現時点ではありえない情報です。


【悲報】地震で「ライオン逃亡」「井戸に毒」などのデマツイートが拡散!多くが信じる



震災時、善意や勘違いのため、多くのデマが拡散します。情報を安易に信じ、振り回されるのではなく、確実で、信憑性が高い情報を得るというのが減災・防災にもつながると考えられます。


そのためにもなるべくSNSの情報ではなく「オフィシャル(気象庁・公的機関)」の情報を入手することに心がけるのが手です。


デマで不安になる方々








情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 注意「8日に本震が来る!」というデマが案の定拡散中!